子供の歯は虫歯菌に弱い?

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「子供の虫歯」のこと、知っておきましょう

「子供の虫歯」のこと、知っておきましょう

毎日仕上げみがきをしているつもりだったのに、虫歯ができてしまった……。大切なお子様に虫歯が見つかってしまったときの、ご家族のショックは大きいものでしょう。これ以上虫歯を増やさないため、また進行させないためには、「子供の虫歯」についてもっとよく理解することが必要なのではないでしょうか。

こちらでは、橋本駅徒歩2分の小児歯科「たかはしデンタルクリニック」が、子供の虫歯の特徴を詳しくご紹介します。大人の虫歯との違いを知っておきましょう。

特徴01:乳歯はエナメル質が薄い

乳歯はエナメル質が薄い

虫歯ができても、歯の表面を覆うエナメル質の部分だけであれば歯の再石灰化を促すことで治癒できる可能性がありますが、その内側の象牙質まで達すると、どんどん進行してしまいます。乳歯は永久歯に比べてエナメル質の厚みが半分しかないため、虫歯の進行が早いのが特徴です。

特徴02:乳歯の虫歯は白い

乳歯の虫歯は白い

虫歯はすべて黒くなるわけではありません。進行が遅い永久歯の虫歯は黒くなりますが、進行が早い乳歯の虫歯は黒くならず、白い場合が多いのです。そのため気づきにくく、さらに進行しやすくなります。

特徴03:歯と歯の間にできやすい

歯と歯の間にできやすい

乳歯でもっとも虫歯ができやすい場所は、歯と歯の間。そのため進行していても気づきにくく、気づいたときには穴が開いていた、というケースも少なくありません。歯ブラシだけでなくデンタルフロスも併用して、歯と歯の間をきれいにすることが大切です。

特徴04:乳歯の虫歯は痛くない

乳歯の虫歯は痛くない

子供は痛みに対する感覚が未発達なため、大人と比べて痛みに気づきにくい傾向があります。虫歯の場合も、虫歯自体の痛みよりも、歯に空いた穴に食べカスが溜まって歯ぐきが腫れることによる痛みで気づくケースも少なくありません。また痛みは一度現れても治まることが多いため、ご家族の方が日ごろから注意して見てあげることが大切です。

特徴05:食事の変化で進行しやすい

食事の変化で進行しやすい

子供は成長につれ、母乳から離乳食、普通食へと食事が変化していきます。おやつを食べる量や種類も増え、甘い物の摂取が増えるなど、そういった食事の変化とともに虫歯が増え、進行も早くなる傾向があります。

特徴06:神経に到達するのが早い

神経に到達するのが早い

永久歯へ生え替わるときには、乳歯は神経があることで自身の歯根を溶かし、生え替わりをスムーズに進めています。乳歯はエナメル質だけでなく象牙質も薄く、さらに神経が大きいため、虫歯ができるとすぐに神経まで到達してしまいます。