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大切なお子様の歯を守ってあげるために

大切なお子様の歯を守ってあげるために

大切なお子様の歯、虫歯にさせたくないとご家族の方なら誰もが思うのではないでしょうか。そこでこちらでは、橋本駅徒歩2分の小児歯科「たかはしデンタルクリニック」が、お父様、お母様に向け、子供の虫歯予防のために知っておいていただきたいことをご紹介します。

まだ自分で自分の歯を管理するのは難しいお子様の、大切な歯を守ってあげられるのは、ご家族の方だけです。一生の宝物となる歯の健康。正しい知識をもって守ってあげてください。

“母子感染”に注意!
~虫歯はお子様に感染するって知っていますか? ~

“母子感染”に注意!~虫歯はお子様に感染するって知っていますか? ~

「母子感染」という言葉を聞いたことはありませんか? これは、虫歯菌がお母様・お父様などの身近な大人のお口からお子様のお口にうつってしまうことをいいます。実は生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には虫歯菌は存在しませんが、大人のお口からうつることで虫歯が発症しているのです。

起こりやすい時期 一般的に、生後6ヶ月ころに乳歯が生え始め、36ヶ月ころに生えそろいます。この間の期間となる、19ヶ月ころ~31ヶ月ころが「感染の窓」と呼ばれ、もっとも母子感染が起こりやすい時期といわれています。
原因 虫歯菌は、だ液を介して感染します。食べ物を口移ししたり、スプーンや食器を共有したり、またスキンシップとしてキスをしたりすることでも母子感染が起こります。
母子感染を防ぐには 食器を分けるなど原因となる行為をできるだけ避けることはもちろん、家族みんなで定期検診を受け、虫歯がある場合にはきちんと治療して虫歯菌を減らしておくことが大切です。

おやつの与え方を工夫するだけで虫歯のリスクを減らせます

おやつの与え方を工夫するだけで虫歯のリスクを減らせます

毎日のおやつは、子供にとってとても楽しみなもの。与え方によっては虫歯の原因にもなってしまいますが、工夫することで虫歯のリスクを減らすことができます。そのポイントになるのが「脱灰(だっかい)」と「再石灰化」です。

お口の中は食事をすると酸性になり、歯のミネラル分が溶け出す「脱灰」が起きています。そしてしばらくするとアルカリ性になって、再びミネラル分が歯に戻る「再石灰化」が起き、この2つがくり返されています。

だらだらとおやつを食べ続けたり甘い飲み物を飲み続けたりする習慣があると、お口の中では常に脱灰が起き、再石灰化するタイミングが失われて虫歯ができてしまうのです。つまり、「時間を空ける」ことが大切。「おやつは3時」などしっかり時間を決めて与えることで、虫歯のリスクを下げることができるのです。

仕上げみがきがとっても重要

仕上げみがきがとっても重要

子供には、小さなころから歯みがきをする習慣を身につけてあげることが大切です。しかし、まだお口の中を自分できれいにするのは難しいため、お父様、お母様が仕上げみがきをしてあげることが必要になります。仕上げみがきのポイントは次のとおりです。

Point 01
虫歯になりやすい場所を念入りに
Point 02
タイミングを抑えて
乳歯が虫歯になりやすいのは、「上下の奥歯の咬み合わせ部分」「上の前歯」です。この部分にとくに注意して、丁寧にみがいてあげましょう。 仕上げみがきは、できれば毎食後することが理想的ですが、難しい場合は、夕食後や寝る前にしてあげるといいでしょう。なぜなら寝ている間は唾液の分泌が減ってお口の中が乾燥し、虫歯菌が活発になることで、虫歯リスクが高まるためです。
Point 03
お口の中が見える姿勢で
Point 04
適した時期にスタート
お子様の頭の後ろ側から、お口の中を覗き込むような姿勢で行うのがいいでしょう。小さいころはひざに寝かせ、少し大きくなってきたら立たせてみがいてあげましょう。 乳歯が生えると同時に、虫歯のリスクも生まれます。そのため、乳歯が生える6ヶ月ころが、歯みがきをスタートするタイミングだといえます。奥歯が生えてくる1歳6ヶ月までには、歯みがきの習慣が身についているといいでしょう。
~歯ブラシ選びのアドバイス~

~歯ブラシ選びのアドバイス~

当院では、予防歯科の先進国であるスウェーデン政府公認の歯ブラシ「Tepe」をおすすめしています。「Tepe」は奥まで磨きやすい形であり毛に弾力があることで、お口の掃除効率がとてもよい歯ブラシです。

スウェーデンは“予防歯科の先進国”といわれるだけあって、80歳時点での歯の残存数はなんと平均25本。それに対し日本は約8本と、実に大きな差が生まれています。そんなスウェーデンで人口の77%以上が使用しているのが、「Tepe」の歯ブラシ。握りやすい形状のため、自分の歯みがきはもちろん、仕上げみがきにもおすすめです。

虫歯を予防できる「フッ素」のこと、理解しましょう

虫歯を予防できる「フッ素」のこと、理解しましょう

フッ素には、食事によって歯から溶け出したカルシウムやリンを再び歯に取り込む「再石灰化」を促す効果があります。そこで近年、虫歯予防を目的として積極的に利用されています。

フッ素の利用方法として挙げられるのは、歯科医院で行う「フッ素塗布」や、ご自宅での「フッ素配合歯みがき剤の使用」です。フッ素配合歯みがき剤は年齢に合った使用量を守り、長期間使用し続けるとより効果が得られます。お子様の使用量の目安は、次のとおりです。

  6ヶ月~2歳ころ 3~5歳 6~12歳
フッ素濃度 500ppm 500ppm 1,000ppm
使用量 ごく少量
(切った爪程度)
5mm以下 1cm程度
注意点 仕上げみがきの際に使用 就寝前に使用。口をゆすぐのは、5~10ml程度の水で1回のみ。 就寝前に使用。口をゆすぐのは、10~15ml程度の水で1回のみ。

※フッ素が流れてしまうため、口をゆすぎすぎないように注意しましょう。

※表は左右にスクロールして確認することができます。